編集:岩田忠利/編集支援:阿部匡宏/ロゴ:配野美矢子
NO.543 2015.03.31 掲載
   第7号
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第7号「萩(はぎ)
号名 「萩」
サイズ B5判
紙数 100ページ
発行日 昭和56年(1981年)9月1日
頒布方法 定価200円
表紙 イラスト「多摩川・丸子橋付近の情景」
撮影者 漫画家・井崎一夫(都立大学)
特集 1. 駅名の由来(大井町線・南武線)

2.    ちょっといっぱい途中下車 
  都立大学の街を飲み歩き


3. お散歩マップ「菊名」
      表紙に寄せて     漫画家・井崎一夫


井崎一夫先生





 表紙を担当することになりました。
 久しぶりに多摩川君に会ってきました。明るい陽ざしの中で多摩川は健康いっぱいでした。私たちはすばらしいオアシスを持ったものです。


多摩川岸でゴルフに熱中する元ムスメさん        絵:井崎一夫
 「とうよこ沿線」を歩きながら、これからいくつかの風景をとりあげていきたいと思いますが、単に風景スケッチというのではなしに、漫画家の目で、沿線に住む人たちの「息吹き」のようなものを、時にはユーモラスに描き添えてみたい、と思っています。

        井崎一夫先生の横顔

 大正4年(1914年)北海道・苫小牧市生まれ。北海道新聞の児童欄編集部員を経て、昭和9年漫画家を志し上京、北澤楽天先生を師匠とする。
 ナンセンス・ストリーものを得意とし、新聞・雑誌などに連載。漫画一筋の息抜きに“北海太鼓”の創設に力を貸したり、“文春劇”に連続25年出演したり、住まいの隣のトキワ松学園後援会長を務めるなど、世話好きな芸人である。「負けてもカブトの緒をしめよ」「全力投球」が信条。      (記・岩田)

 号名「萩」とは…   
 

本号は初秋。木偏に「秋」を探しましたが、見つからず。草冠にして「萩」を選びました。
 秋の
七草の一つで古来、文人墨客に愛されている落葉小低木。マメ科に属しわが国のハギには約20種ほどの野生があるとか。

 目黒区内の駒場公園や畑の畦道などにこの花が盛んに咲き乱れていたことから、目黒区は昭和5210月、区のシンボルの花に制定しました。古い株から新しい芽を吹き出す萩は、明るい未来を象徴する木であることも選定理由の一つのようです。(岩田)


港北区日吉本町で咲く萩の花

撮影:尾嶋万里子さん(日吉)
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