昭和36年6月、新幹線工事着工当時の駅前


  写真左の小屋は現在の新横浜駅前にあったポンプ小屋

 畑の草取りをしているのは、篠原町の金子進さんの家族。

 一望の田畑、人や建物、車の影は見られない。虫の羽音まで聞こえてきそうな静けさです。
  
撮影:本田芳治さん(篠原北



        現在の駅前でメダカ捕り

 後方は太尾堤。「駅前の田んぼにはメダカがたくさんいました。でも、すばしっこくて、なかなか捕れませんでした」とは、この写真を撮った本田芳治さん。

 撮影:本田芳治さん(篠原北
NO.25  新横浜、変貌前夜(昭和36年〜45年)

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校正:石川佐智子/編集支援:阿部匡宏/編集・文:岩田忠利


昭和36年〜45年、新横浜の情景



   昭和36年6月、牛がいる現篠原口駅前通り

 
後方の母「早く、いらっしゃい!」。手前の男の子「でも……」。東京から菊名西口の篠原北に引っ越して来たばかりの本田家一家。生まれて初めて近くで牛を見る子は尻込みしています。
 この道は「坊海道」という古道。写真後方の民家は篠原町・田中裕さん宅など。
 撮影:本田芳治さん(篠原北


写真左の同じ場所の現在(2013.2.27)

 
写真左に写る男の子の左手は、現在は篠原郵便局です。古道「坊海道」は拡張されましたが、道の後方が右に曲がる地形は昔のままです。
 撮影:岩田忠利












   昭和37年7月、駅舎の基礎工事中。その前を牛車がゆく 

 農道を桶を積んだ牛車がゆく。後方では新横浜駅の基礎工事が着々と進んでいます。牛を引くおじさんの頭の上に見える白い表示板をよく見ると「東海道新幹線 新横浜駅建設工事 西松建設」と書いてあります。
後方の丘は、東口の篠原口。
  撮影:本田芳治さん(篠原北


写真左と同じ方向を見た現在(2013.2.27)

あまりの激変ぶりに何とコメントしていいやら……。撮影:岩田忠利







          昭和40年、新横浜駅周辺

 東海道新幹線は、前年の東京オリンピック開催に合わせ、開通しました。
 環状2号線は駅前まで完成していますが、その先は着手されていません。住宅などの建物は東口の篠原町に見えるだけ、副都心の新横浜駅周辺はまだ何もありません。

 提供:本田芳治さん(篠原北



昭和41年3月、現新横浜公園から駅を望む

 駅まで何も無く、畦道にマンジュシャゲの花が真っ赤に咲き誇っているだけでした。だた東口、篠原口の前に白いビル、新横浜の第1号の「新横浜ビル」が建ちました。
 現在、同方向にカメラを向けても高層ビル群で“お先真っ暗”です。
 撮影:本田芳治さん(篠原北



  新幹線開通後3年余り、昭和43年6月、篠原口駅前の光景

 
開通当時は「田んぼの中の新幹線駅」といわれましたが、その後3年経っても駅前の田んぼで農家の夫妻が一休みする、のどかな光景がホームから見られました。列車の下が横浜線「新横浜駅」ホーム。右方向が菊名駅方面。
 提供:本田芳治さん(篠原北


 昭和43年6月、篠原口駅前の掘削跡

 
駅前工事の掘削跡は水溜まり。初夏の暑い日、ここは子どもたちの格好の遊び場でした。後ろは横浜線の電車です。
 提供:本田芳治さん(篠原北







  昭和36年11月、駅篠原口建設予定地

 
横浜線の貨物列車がSLに引かれて、のんびり走っています。この当時、横浜線は上を走っていましたが、新幹線工事で下に下ろされました。
 撮影:本田芳治さん(篠原北


  写真左と同じ場所、昭和41年3月

 
写真左から4年4カ月、上の牛がいた古道は拡幅され、新幹線が開通して1年半、横浜線「新横浜駅」は新幹線駅の下に整備されました。左のビルは新横浜第1号ビル、遠藤勇さんの「新横浜ビル」
 撮影:本田芳治さん(篠原北




昭和43年6月、篠原口駅前の陸橋から岸根を望む

 提供:本田芳治さん(篠原北



  写真左と同じ場所から撮影した現在(2013.2.27)

 
右上が新幹線ホームです。後方の丘が往時の面影を残すだけになりました。
 撮影:岩田忠利



      昭和45年1月、環状2号線の新横浜陸橋が開通!

 
環状2号線が新横浜〜小机駅間の横浜線線路をまたぐ跨線橋が完成、その開通祝賀の渡り初めパレード。
 当時は横浜線が境界で手前が岸根町、向かい側が新横浜でした。左上に大倉精神文化研究所(現大倉山記念館)が見えます。

 提供:岩田秋正さん(岸根町



写真左と同じ場所から反対方向を望む現在

 現在は道幅が拡張され、交通量がもの凄く、歩道橋の上から写真左と反対方向の岸根町方面を見た現在の新横浜陸橋です。
 撮影:岩田忠利









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